2024-02-25 やがて時は来る 経ってしまった長い年月がきみを責める柔らかいシフォンのリボンで甘噛みのようにぐるぐる巻きにされ飼い殺しの如く中途半端に見動ける苦痛 逃げないし目を瞑らないだけどこの手は燃えさかる炎の中 忍び泣き足元に溜まる涙の渦 すべて錯覚さ今までの苦悩 皆いくら望んでも時は巻き戻らない やがて枯れ果てた地の底からひょろりと一輪が咲き誇るだろう